領事からのお知らせ(2018年5月22日)

詐欺にご注意ください!

 昨今、邦人の方より、以下1に記述したような事例に関わるご相談を複数受けております。これらは、悪質な詐欺である可能性が高いと考えられますので、そうした被害に遭われないよう、以下2について、十分にご注意ください。

 

1 ご相談により認知した具体的な事例

(1)UAE国内所在する銀行(銀行名自体は実在のもの)の関係者を名乗る人物からメールにて、「2004年に発生したスマトラ島沖地震にて亡くなった方の名義の口座に莫大な額が預金されたままとなっており、取扱いに困っているため、相続して欲しい。」といった話を持ちかけられ、何度かやりとりをしていく中で、相続手続きを実施するためには、事前に「送金手数料」(ケースによっては「延滞金」や「銀行内手続き費用」等、他の名目であることもあり)として数十万円から数百万円相当の金銭の送金を求められる。(送金後、「自称」銀行関係者との連絡は途絶える。)

 

(2)上記(1)に類似して、「○○○通り(実在の車道名)にて自動車事故で亡くなった方の名義の口座に莫大な額が預金されている」等として、右相続を持ちかけつつ、手数料等の事前送金を求める、といったケースもあり。

 

(3)ベンチャービジネスにて日本国外に工場を建設準備中の邦人に対し、UAE所在の投資会社の社員を名乗る人物からメールにて、莫大な額の投資の意図を告げられ、やりとりをしていく中で、「送金を行うためにはUAE側の裁判所の許可を得る必要があり、右手続きには手数料を要する」等として数百万円相当の金銭の送金を求められる。

 

2 上記の何れのケースにおいても、「相続」や「融資」を申し出る者からは、実名登録型SNSサービス(FaceBook)と連動するダイレクトメッセージサービス(Messenger)により連絡越してきている模様です。これらを踏まえ、以下の諸点につきご注意ください。

(1)同SNSサービスをご利用中の皆様におかれましては、自身が掲載した内容が悪意を持った人物も含めた不特定多数に閲覧されている可能性を十分に意識され、必要に応じて掲載情報の見直しや、情報公開範囲を限定(閲覧できる方の範囲を友達のみに絞るなど)につきご検討ください。

 

(2)遺産相続を持ちかけられている場合には、そもそも災害や事故等で死亡したとされている親族等の存在や死亡の事実をあらかじめ承知していたか等、事実関係を冷静に検討頂き(場合によっては他の親族の方に確認される等して)、身に覚えがない場合には詐欺の可能性を疑ってください。

 

(3)怪しいと思われるメッセージには返信等は行わないように心がけ、仮に返信をしてしまった場合であっても、その後のやりとりは一切行わないといった毅然とした態度で臨んで下さい。(安易にやりとりを継続させると、信頼を得るためにあの手この手で説得される恐れがあります。)

 

(4)詐欺の手口は日々巧妙化していますので、ここに例示していないケース等により「甘い誘い」を受けた場合であっても、何のリスクも無しに大金を手にするなどの「都合の良い話」は基本的に存在しない、ということを念頭に置いて、見知らぬ相手から言われるがままに金銭を送金したり、安易にクレジットカード/デビットカードの情報や暗証番号を提供したりすることがないよう、十分にご注意ください。